当たり前じゃない優しさに気付く

現役を卒業した今だからこそ
お客様の優しさを思い出して、胸が温かくなることがあります。

風俗というお仕事は
お金をいただいて会いに来てもらう立場です。

それなのに、お土産を持ってきてくれたり
「大丈夫?疲れてない?」と体調を気遣ってくれたり。

当時はそれが当たり前のようで
でも今思えば、決して当たり前なんかじゃなかったなと感じます。

私が現役だった頃、ダブルワークをしていた時期がありました。
風俗以外の仕事がとても忙しくて
ほとんど眠れないまま出勤していた月もあります。

ある日、毎月会いに来てくれていたお客様の前で
とうとう限界がきてしまって
「もう眠い、無理だよ〜」と、泣いてしまったことがありました。

今思えば、本当に失礼なことだったと思います。
お金を払って来てくださっているのに
自分の弱さをそのままぶつけてしまった。

でもその時、そのお客様は何も責めずに
「ちょっと寝な」と言って、腕枕をして寝かせてくれました。

優しすぎるくらい、優しい人でした。

風俗嬢とお客様。
その線を越えてはいけないことがたくさんあるのは、もちろんです。
でもあの時の私は
その関係性に、心を支えられていたのも事実でした。

講習で出会う女の子たちを見ていると
風俗業界で働く子は、甘えることが苦手な子が多いなと感じます。

「お仕事だから、甘えちゃダメ」
「ちゃんとしなきゃ」

そう思って頑張っている真面目な子が、本当に多い。
それは、とても素敵なことです。

でも一方で
風俗嬢とお客様という枠を超えて
人と人として信頼が深まっていく関係性も、確かに存在します。

私は現役時代
気づけばお客様との関係性が深くなっていて
自然と、少しだけ甘えてしまうこともありました。

それは依存ではなく
お互いが人として、許し合って、支え合っていた感覚です。

もちろん
「お客様の前で寝てもいい関係性になろう」という意味ではありません。

そうではなくて
・弱さを見せられること
・優しさを受け取れること
・お互いを大切に思えること

そんな関係性を、築いていってほしいと思うのです。

風俗という仕事の中にも
ちゃんと人の温度はあります。

どうか、あなたが出会うお客様との間に
安心できる、あたたかい関係性が生まれますように。

そしてその優しさが
あなたの心の支えになりますように。

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